レジリエント・インフォメーション・マネジメント・システム

概要・研究目標
本プロジェクトでは、Resilient Information Management (RIM) システムを設計、実装しており、ネットワークが独立した環境下に適用が可能です。災害発生直後にRIMをセットアップすることで、インターネットが利用できなくなったにも関わらず、災害地域の情報収集および配信システムとして人々を支援することができます。

システム概要

我々が提案するシステムには次のような課題があります。

  1. Basic Communication Infrastructure
  2. まずはじめに、我々はインターネットをなしで通信できるワイヤレスネットワークインフラ基盤を構築する必要がありました。ここでは、NTTが開発した可動式ICTユニットが実現する通信機能とデータ共有機能を「Information Center(情報センター)」と呼称します。Wi-Fiベースの無線通信とLinuxサーバーの両方がICTユニットで利用可能です。ユーザーが情報センターのサービスエリアに入ると、サーバーまたはサーバーの無線通信範囲内の他のユーザーと自由に通信ができます。

  3. Uniform and Friendly Client
  4. 各情報センターのデータは、地元住民、知事、ボランティアなどのすべての参加者によって維持され共有されます。したがって、誰もが簡単にサーバーから情報を共有して取得できるようにするフレンドリーなクライアントを開発する必要があります。スマートデバイスの多様性に対応するため、クライアントはiOSやAndroidなどのさまざまなプラットフォームをサポートしております。

  5. Uniform Database System
  6. 情報センター内のサーバーは、食料、衣服、医薬品、住民の健康状態、ボランティアのスキルなや場所など、さまざまな救済情報を保有する責任があります。データベースシステムを採用することで、データベースで使用される可能性のあるすべての情報のデータ構造と記述を定義します。すべてのICTユニットは、異なる情報センター間でデータを共有できるように、そのようなデータベースと統一フォーマットで統合されます。データベースは、RIMシステムにおいうて重要な支援役割を果たします。

  7. Smart Decision-making Module
  8. 上述したデータの保管とは別にRIMシステムは、収集された犠牲者情報に基いて、材料供給と需要を公平かつ効率的にマッチングしたり、効率的な救助活動の方法を提供します。これを実現するために、データベースシステムの実装後、情報分析と意思決定モジュールをサーバ側で開発するものとする。

  9. Intermittent Server Synchronization
  10. 情報センターはいくつかの孤立した地域に分散していますが、それらは独立したものではありません。これらのデータベース間の情報を同期させることができれば、より価値の高い情報が各情報センターで使用可能になります。継続的なインターネット接続がないため、リアルタイムで同期することはできませんが、代わりにサーバー間の通信媒体として異なる情報センター間を移動するスマートフォン(モバイルノード、モバイルフェリー)を導入することで、間欠的な同期方法を設計する予定です。クライアントはサーバーから自動的にデータをダウンロードして別のサーバーにアップロードすることができます。全体のプロセスは人の特別な関与を必要としません。さらに、Bluetoothのようなデバイス間(D2D)通信機能が今日のほとんどのモバイルデバイスで使用可能であることを考えると、RIMはこのような機能を探索して同期の効率を向上させることができます。